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今のあなたは「本当のあなた」ではない [聖書]

クロンシュタットの聖イオアン(イオアン・イリイッチ・セルギエフ神父(1829~1908年)は、アルハンゲリスク近郊のスーラという寒村に生まれた。苦学の後、神学校を卒業し、26歳の時にペテルプルグ沖のサンクトペテルブルクの聖アンドレイ大聖堂に奉職した。それ以来50余年にわたって、彼は貧しい人たちへの奉仕を実践した。
彼が活躍した時代は、帝政末期の不穏な時代であった。盗みが横行し、物乞いがあふれ、アルコールにおぼれる人たちがあちこちに見られた。神父の中で、町に出て行って貧しい人々を助けようとしたのは、彼だけであった。他の神父たちは、人々が教会にやって来るのを待った。
彼の奉仕活動を目撃した人たちは、こう証言している。彼は、酒に酔って汚物まみれになった人を道端から担ぎ上げ、抱擁しながら、「今のあなたは本当のあなたではない。あなたは神を宿す神殿として造られたのだから」と言った。
私たちもまた、途方に喜れている人たちに向かって同じように言うことができる。「あなたは失敗者で終わる必要はない。あなたの内にキリストが宿ってくださるのだ。あなたは神の豊かさを宿すための神殿として造られたのだから」と。

キリストが内住されると危険日が安全な日となりうる。


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創世記に記された一夫多妻 [聖書]

もう何年も前のことになるが、初めて創世記を読んだ時はとても腹が立った。創世記には信仰の英雄であるアプラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフがどのように女性を扱っていたかが書かれている。被らは多くの妻を娶り、売ったり買ったりする。このような話に私は気分を害した。そんな時、ロバート・オルターの『The Art of BiblicaINarrative(聖書の隠された真実)」を読んだのである。
彼は、カリフォルニア大学バークレー校で古代ユダヤ史を専門としているユダヤ入学者だ。オルターは著書の中で、創世記の時代には、昔からあった2つの習わしがよく見られると言っている。それが、一夫多妻制と長子相続制である。
一夫多妻制は、1人の夫が複数の妻を持てる制度で、長子相続制は長男がすべての権力や財産を相続するというものである。要するに、長男が家族全員を支配できるということだ。オルターは、創世記を読んでいると2つのことが分かると指摘する。まず、どの世代においても一夫多妻制は破壊的な影響を及ぼしている。複数の妻を持てぱ、社会的にも霊的にも、また人間関係においても大惨事を引き起こすことになる。
次に、長子相続制についてだが、どの世代においても神は兄よりも弟を愛された。神はカインではなくアベルを、イシュマエルではなくイサクを、エサウではなくヤコブを愛された。オルターは言う。「創世記が理解できるようになると、神がこの習わしを支持しているのではなく、至るところで覆しておられることに気づくだろう」
オルターの本を読んだ後に創世記を読み直した時、創世記が好きになった。そして、次のような思いがよぎった。「若い頃に、創世記の内容が原因で信仰を捨ててしまっていたらどうなっていたか?」。あるいは「族長たちの行動が理解できないために、聖書や信仰を捨てて、イエスとの個人的な交わりをやめてしまっていたらどうなっていたか?」
そういう人への教訓は簡単である。「自分では、聖書はこう教えていると思っても、実はそうではないかもしれないのだ。それを考えながら、聖書を忍耐強く読むことである」
キリスト教会でのお話




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